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プログラミングの前にSTEM

· プレスクール,IT教育,プログラミング

こんにちは、Growba®モンテッソーリ・プレスクールのITコース設計担当の佐治です。

今日はGrowbaでのIT教育について説明します。

幼児教育からIT/プログラミングへの道筋

モンテッソーリやピアジェなどの発達理論によると、身体的能力の獲得と脳(知能)の発達は連動しています。

これは何を意味しているかというと、例えば生後半年くらいの子どもは早い子でも未だずり這いをしているくらいで、その子どもにパズルなどを与えても全く意味が無い(=反応できない)ということです。

Growba®モンテッソーリ・プレスクールはモンテッソーリからどのようにIT/プログラミング教育に繋げていくかを発達段階を踏まえながら慎重に設計しました。

結果、下記の1~5を順番にサービスとして提供していきます。

<モンテッソーリとプログラミング(最終的にはScratch)の間に何段階かを置く

  1. プログラミングを教示する前にSTEMの基礎を入れる
  2. 初歩的なSTEM教材として米Tangible Play社の開発したOsmoシリーズを利用する(中でもTangramとNewtonはスグレモノ)
  3. STEMを学習させたのち、モンテッソーリと親和性の高いプログラミング教材として英PrimoToysの開発したCubettoを利用する
  4. OsmoのCodingを利用して画面とブロックのインタラクションによるプログラミングを同時に学習する
  5. その後はiPad上でのScratch Jr.を経てScratchの習得をさせていく
  6. ソニーのKOOVはその後の研究課題

STEMについてはちょうどいいタイミングで次の記事が公開されていましたので参考までに共有いたします。

STEM教育が話題になる背景 ~アジアとの競争、AI

ただ、Growba®モンテッソーリ・プレスクールの危機意識としては、単にSTEM型人材が枯渇し日本の競争力が低下することだけではなく、日本人が国際的に競争に勝てなくなると考えています。

それはなぜかというと理由が2つあります。1つ目は記事にあるとおり、STEMは米国のみならずアジアで急激に成長している国も力を入れている分野であることで、もう一つは人工知能(AI)の進展による仕事の代替です。日本のような先進国が主に直面する課題は急速にAIに業務の置き換えが進むということです。

業務のAI化が進んだ世界における人間の知能の役割は何でしょうか?
例えば歴史などについては単に「〇〇年に△△が起こりました」という史実を暗記するのは全く意味が無くなり、その史実が起こった背景、その前後で社会がどう変化したかを読み解き、それを自分の業務に活かしていく創造力、応用力が必要になります。

モンテッソーリとプログラミングの架け橋
=Cubetto

過去のGrowba®モンテッソーリ・プレスクールの記事でご紹介している通り、モンテッソーリ(教育)方式は

  • 実際に手に取ってみる
  • (画面など)実体のないデバイスを使用しない

という意味でITとの親和性が非常に悪かったのですが、昨年英Primo Toysの開発したCubetto(キュベット)をクラウドファンディングのKickstarterで予約して昨年11月中旬に受け取りました。

Cubetto(真ん中下のボックスロボット)がコントローラ(左のブロックを置いて実行する機械)に置かれたブロック(4種;直進、右転換、左転換、サブルーチン)のシーケンス通りにマップ上を動きます。
プログラミングを経験された方はわかると思いますが、こんな簡単なものでもサブルーチン処理が組めます!上のシーケンス上にサブルーチンブロックを置くと、下の4つのシーケンスを実行できるんです。なかなか考えられて作られているなと思います。

プログラミングの前にはSTEMを

しかしながら、Cubettoによるプログラミングはロボットをどこからどこまで動かしたいかという「課題」をシーケンスに落とし込む読解力が必要になります。こういった手順を読み解く力はさすがに幼児では難しく、4歳後半から5歳にかけてできるようになるでしょう。

然るに、Growba®モンテッソーリ・プレスクールではSTEM教材として(画面は使うものの、Cubettoと同様に実物で操作できる)米Tangible Play社の開発したOsmoシリーズを導入しています。

Growba®モンテッソーリ・プレスクールを運営する我々は、娘が生まれる2年半前("STEM"という言葉がはやり始める前)からOsmoを購入し研究してきました。

中でもTangramという図形合わせと、Newtonという物理現象を使ったゲームはとても面白く、子ども達も、自分たちで操作して見た目の感覚として数学や物理を学ぶことができるでしょう

コンピュータを使ったこのようなゲームの中でもOsmoは「実際に物体を手にとってやってみる」「間違っても大丈夫で思考錯誤を働かせる」ことが出来る点でモンテッソーリに親和性が高いと思っています。

(付記)プログラミングの絵本=ルビィのぼうけん

女性プログラマのリンダ・リウカスさんが書いた「Hello Ruby」が日本語訳されて出版されています。これはプログラム言語「Ruby」(鳥取在住の日本人エンジニアであるまつもとひろゆき氏が開発した言語です)の解説本ではなく、プログラミングに興味を持った「Ruby」さんがプログラミング思考を学びながら課題解決をするというストーリーになっています。

後半は実際に課題をどのように思考して解いていくかを説明する内容になっており、プログラミング未経験者の親御さんでも十分に楽しめる内容だと思います。

この本(日、英)もGrowba®モンテッソーリ・プレスクールに置いてありますので、よろしければ読みにきてください。

(付記2)ソニーKOOV

就学前児童には早いですが、Growba®モンテッソーリ・プレスクールでも試験的に導入して、来るべき「小学校でのプログラミング教育」に対応していきます。

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