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医者で教育者のマリア・モンテッソーリがイタリアで考案。
100年の歴史があり、世界中(特に米国で盛ん。欧州:オランダ、英国、ドイツでも有名)での実績があります。
日本へも約100年前から導入されています。
2016年には英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃の長男ジョージ王子がウェストエーカー・モンテッソーリ幼稚園に通っているということが話題になりました。
その時に英BBCが書いたモンテッソーリ教育についての簡単な説明文が以下になります。
”子どもたちにとって必要な特別なお仕事を通じて、マリア・モンテッソーリ博士は教育研究の場として子どもにフォーカスしたクラスルームを立ち上げました。
遊びを通じて学ぶための子どもの自然な本能を活用すると、子供たちは彼ら自身のペースで自由に発達を遂げることができます。
子どもたちは、自分たち自身の発達が達成されることを効果として保障された、自分たちがやりたい活動を選びます。
更に、モンテッソーリの哲学は通常保育のベストプラクティスとして組み込まれてきました。
スタッフは例えば砂数字板の演習などの活動を促しますが、子どもたちが促されはするものの参加を強制されることはありません。
モンテッソーリ保育園は他の保育園に比べ、よりこのような原則を重視するという意味で大きく違います。
「モンテッソーリ園」を標榜するためには、園のスタッフはモンテッソーリ教育を訓練されなければなりません。”
このようにモンテッソーリ方式は幼児教育には少なからず取り入れられていますが、モンテッソーリスクールでは質の高い教育を上質な教具を使って専門スタッフが行います。
英国王室(ウィリアム王子、ヘンリー王子、ウィリアム王子の長男ジョージ王子)
Google 創業者 ラリー・ペイジ氏、セルゲイ・ブリン氏
(Googleは社内制度などにモンテッソーリ方式の考え方を色濃く反映させている)
Amazon.com 創業者 ジェフ・ベゾス氏
故ピーター・ドラッカー氏、バラック・オバマ前米大統領 など
IT企業経営者にモンテッソーリ出身者が多いのは、新しい経済であるITの仕事に対し、幼児期という人間としての基礎を構築する時期に良質な教育で既存の枠にとらわれずに自立的に考え実行する土壌を築けている結果であると言えます。
また、次期学習指導要領をベースにする入試では学力の3要素として従来の「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」で選抜が行われますが、モンテッソーリ方式は新しく加えられる2つの要素を養成する有力な手法であり、結果的に「知識・技能」の習得方法を学ぶので全能力をバランスよく育成できると言えます。
Growba®モンテッソーリ・プレスクールでは体験入学前のお電話から体験入学時、入学後にママたちの子育て相談をよく受けます。
しかし、相談を聞いていると下記が目立ちます。
モンテッソーリ方式では、発達段階に見られる子どもの敏感期に合わせた学習項目を提示するので勉強嫌いにならずに自ら学習する癖も身に着けられますが、これは裏返すと、敏感期を逃してしまうとその学習項目を十分に学ばないまま能力獲得のタイミングが過ぎて閉じてしまう、ということでもあります。
故・相良敦子著「幼児期には2度チャンスがある」でも書かれている通り、敏感期は0~3歳と3歳から6歳の2回訪れますが、特に3歳までには脳は80%まで発達してしまうことを考えると、語弊を恐れずに言うのであれば、「3歳までに経験させるべきことをさしおいて他のことをさせてしまうのは本末転倒」であると考えます。
現代の日本社会では、子どもは成人して社会に羽ばたいていくときに初めて親から自立する状態になります。
しかし子どもたち自身は幼児の頃から「自分でやりたい」と意思表示をします。
マリア・モンテッソーリは、
だと考えました。
そして、マリア・モンテッソーリは子どもの育ちを援助する独自の教具を考案しました。知育教具は木製で美しく、子どもたちを「おしごと」に誘いかけます。
モンテッソーリ知育教具を使った教育の効果は大脳生理学的、心理学的、教育学的にも証明されています。
日本経済新聞2017年8月21日朝刊の記事で子どもの脳の感受性に関するグラフが提示されました。このグラフは脳の発達過程を説明する資料としてよく引用されますが、モンテッソーリ教育の「敏感期(後述)」でも言語や数字に関するピークはそれぞれ1歳ー2歳、2歳半ー3歳半で合致しています。
モンテッソーリ教育は子どもの自立意識が目覚め始める1歳半以降にスタートします。五感を活用しつつ、主に微細運動を中心として手指を積極的に使うお仕事を通じて「未開発の脳(ニューロン)を耕し」、自分で出来ることを増やしていきます。
これは主に3歳以降に「日常生活の練習」「感覚教育」「言語教育」「算数教育」「文化教育」を行ううえで大切な準備段階です。
モンテッソーリ教育には、決められたカリキュラムはありません。子どもが自分で選んで決めます。いくら先生が教えても、子どもに興味がなければ身につきません。子どもは自分に必要な「育ち」を知っているので、子どもに任せる方が合理的です。
一般的な幼児教室は効率性を重視するあまり、大人が始まりと終わりを決めますが、モンテッソーリ教育では活動(おしごとと呼ばれます)は子どもたちは自分で選択し、自分で終わりを決めます。
モンテッソーリ教育では先生は教えませんが、子どもが夢中になれる「おしごと(=「教具」と呼ばれる知育玩具を出してきて遊び、最後にしまう)」を準備したり、お手本を見せたり、子どもに適した「おしごと」を紹介することは行います。
日常生活の練習
1〜3歳の子どもは真似することが大好きで、運動の敏感期でもあります。この時期を利用して、手指の動きをコントロールする練習をします。子どもは自分の思い通りに体を動かせるようになり、自分のことは自分でできるようになります。その結果自信と独立心が育ちます。
感覚教育
「感覚教育」は、感覚の敏感期にある子どもたちの感覚を研ぎ澄まし、抽象的概念を獲得して、ものを考える方法を身につけさせることを目的とします。マリア・モンテッソーリは「対にする」「段階づける」「同じもの同士に分類する」 の3つを知性の働きだと捉えました。これらは後段にあるより具体的な「言語教育」「算数教育」「文化教育」の礎となるものです。
言語教育
絵本、レプリカ、絵カード、文字カードなどを用い、話す、読む、書くの作業を通じて語彙を豊かにすることを目指し、最終的には文法や文章構成へと進みます。
運筆を学びながらメタルインセッツを使って図形描画も学びます。
算数教育
感覚から抽象へ、具体から抽象へと導きます。算数棒、紡錘棒やビーズなどを用いて数の認識から始め、十進法の具体的理解、数字や数式、かけ算わり算など演算への抽象へ無理なく進めていきます。
文化教育
歴史、地理、生物、音楽、美術などを、知識としてではなく身近なものに触れて体感することで、文化を獲得していきます。
Growba®モンテッソーリ・プレスクールには国際モンテッソーリ協会公認のオランダNienhuis社製教具を中心として多くの知育教材があります。ここでは「モンテッソーリ教具」と呼ばれる知育教材のご説明をいたします。
モンテッソーリ教具は市販の知育教材とは成り立ちや設計思想から大きく異なるものです。そしてモンテッソーリ方式においてはその学習項目と完全連動する形でそれぞれの教具を使いますので非常に高い効果が期待できます。
モンテッソーリ教育を語る上で代表的な教具はピンクタワー、円柱差し、幾何たんすなどの感覚教具です。
おおまかな学習項目の流れは、
して、算数教育の基礎となる対(ペアリング)、順序(グレーディング)、分類(ソーティング)という数学的概念を伴った実体験を子どもたちに与えます。
さらにパターン、測定、形と空間、数、数字、問題解決という概念をも学習します。
モンテッソーリ教育の特長として真っ先に挙げられるのは何と言っても算数教育と言語教育の充実度です。小学校になって教科として算数や国語を講義形式で学び始めると、子どもさんによっては嫌いになったり苦手教科になったりします。
モンテッソーリの算数教育は3歳以降で感覚教具の習得が終わった子ども(平均的には数の敏感期の来る4歳以降)を対象として下記のような項目を習得します。
発達段階とは幼児が人間として成長していく際の身体的・精神的能力獲得の段階を言います。研究者、研究分野によって区分の前後があり、例えばピアジェの思考発達段階は0~2歳の「感覚運動期」、2歳~7歳の「前操作期」、その後「具体的操作期」「形式推論期」の4段階と定義していますが、エリクソンは人生を8段階で定義していて、0歳~1.5歳を「乳児期」、1.5歳~3歳を「幼児期前期」、3歳~6歳を「幼児期後期」と呼んでいます。
しかし、重要なのはその段階の区分や定義ではなく、
ということです。エリクソンの定義で言えば、幼児期前期に習得できる項目の教育をたとえ乳児期に施したとしても、子どもが準備が出来ていなければ身に付きませんし、はいはいが出来るようになる前に自立歩行できるようにはなりません。
モンテッソーリ方式に触れると必ず出てくるキーワードが「敏感期」です。敏感期とは発達段階において必要となる身体的・精神的能力獲得が具体的な繰り返し行動に現れることを言います。
Growba®モンテッソーリ・プレスクールでは、一人ひとりのお子様の敏感期を見極め、適切な知育教具の提示を行ったり、お母さまに助言さしあげるなどを行ってまいります。
モンテッソーリでは敏感期に現れる「集中現象」を重視します。興味があることは、とことん気がすむまでさせてあげてください。それが知的活動や知識の獲得、情緒の安定に繋がります。
米国でのモンテッソーリスクールの事例
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